栃木市立皆川中学校
 > 校長室から
 >
学校の歴史
 >
学校のデータ
 > 小中一貫教育
トップページ > 学校案内 > 校長室から
 校長の渡沼康子です。今年度皆川中に赴任しました。どうぞよろしくお願いいたします。朝、正門で立哨していると、子どもたちが明るい笑顔で元気なあいさつをしてくれ、私を元気にしてくれます。生徒一人一人が生き生きと活動し、充実した学校生活ができるように、温かく見守っていきたいと思います。

 本校のホームページを訪れてくださった皆様に、皆川地区と本校の特色を紹介します。

 本地区は、栃木市街の北西に位置し、北・西・南の三方を山に囲まれた静かな田園地帯です。本地区には、11世紀半ばに創建されたと伝えられる神社があり、また、室町期後半から戦国期にかけて本地区を支配した皆川氏が、15世紀前半に築城したと伝えられる典型的な中世の山城「皆川城址」があります。さらに、皆川氏ゆかりの寺院も現存するなど、中世以降の歴史を誇る山間の農村地帯です。

 近年、高齢化と少子化が深刻化していますが、地区内の宅地化や工業団地の分譲は、思うように進んでいません。そのため、地域の活性化を目指した「まちおこし」や「街づくり」の活動が、熱心に進められており、郷土を愛し、郷土に生きる人材の育成という観点からも、学校教育に対して大きな期待がかけられています。特に本地区は、小学校が1校、中学校が1校であるため、様々な形で地域との連携が求められています。

 本校は、全校生徒115人で、2・3年生は2クラス、1年生は1クラスの小規模校です。(左の写真は校舎と校庭の間を流れる藤川。正面にあるのは藤川に架かる希望橋。)
 小規模校というのは、職員だけでなく生徒たちも一人で何役も担当しなければなりません。しかも、委員会活動や係活動、清掃分担など、担当が2人前後の場合が少なくありません。そのため、学級生活や学校生活が円滑に営めるよう、一人一人がきちんと自己の責任を果たすことや、リーダーとしての役割を担うことが求められます。そこで本校では、学校行事や生徒会活動等を通してリーダーシップとフォロアーシップの育成を図っています。


 また、前述したように中学校区の小学校が1校であるため、生徒は9年間一緒であり、生徒間の人間関係が親密です。しかし、その分、一旦人間関係が崩れると、修復が難しく不登校に陥るおそれがあります。さらに、生徒間における各自の位置付けが明確化、固定化しやすいので、発言力のある生徒は、どんどん自己主張しますが、おとなしく控え目な生徒は、ますます引っ込み思案になりがちです。
 そこで、本校が平成17・18・19年度の3年間、文科省研究開発校として「国際社会に貢献することのできる児童生徒の育成を目的とした、9年間を見通した小中一貫教育の教育課程の編成の在り方について」研究実践を進めた際には、コミュニケーション能力の育成と人間関係づくりをねらいの一つとしました。平成20年度から、市教育委員会の指定を受け、“小中一貫教育研究”の第二ステージとして研究を継続しています。これまでの研究の成果・課題を踏まえ、コミュニケーション能力の育成と人間関係づくりとの関連を考慮し、新学習指導要領で示された「指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項」の一つである「言語活動の充実」に重点を置いて研究を進めています。平成24年の今年は、第3ステージの2年目を迎え、
「豊かな人間性と的確なコミュニケーション能力の育成を目的とした小中一貫教育の教育課程の編成の在り方」−言語活動の充実を中核とした「生きる力」の育成を視野に−
と設定して、小中学校における全教科等の中で言語活動の充実を図るとともに、従来行ってきた三校交流会、夢プロジェクトといった交流学習をより改善しつつ継続実践し、言語力を中核とした「生きる力」の育成を目指して、研究・実践しています。