栃木市立皆川中学校
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志鳥を訪ねて〜稲の不耕起栽培
 
田を観察する評議員 6月9日(水)に、本校の学校評議員さんの集まりがありました。そこで志鳥(しとり)の奥で無農薬で米の不耕起栽培をしている場所があるという話題が出ました。ホタルやメダカが自然に生育する、かつての環境を取り戻そうという試みです。さっそく、会議の後に皆さんで見学に行きました。これは学校便りにも紹介されています。 見学しているのは本校の学校評議員さんたちでです。
カワニナ この水路の中で生息しているカワニナ、これがホタルの幼虫の餌になります。ここでは自然にこのカワニナが増えています。これから夏に向かって、無農薬の田の中には、様々な昆虫やその幼虫、水生植物などが増えていくことでしょう。
山間の田  これがその田んぼと付近の様子です。上流は低い山地になっていて、道と田の間の水路を山から下りた清水が流れています。ここから田に水を引いています。

ここからは見えませんが写真の左手にはゴルフ場、右手奥には高速道路(東北道)があります。開発の狭間にあって、ここだけは貴重な自然が残っています。
トウキョウダルマガエル  たぶんトウキョウダルマガエルでしょう、何匹もいます。田の中にはいろいろな雑草も伸びてきているが、基本的に除草はしないようだ。

このトウキョウダルマガエルは、やがて夏に解剖実習の材料となるのでありました。
 
7月の水田 7月13日、イネの育ちぐあいを見に行きました。
他の水田のイネより緑が濃いように感じます。
水面にはウキクサがびっしりと繁殖し、コナギなども育ち始めている。コナギは水田の代表的な雑草(こういうことばを使わない人もいますが…)だ。

いよいよ本格的な夏を迎える。
今年は猛暑のようだ。
コナギ
 
頭を垂れる稲 8月26日、時間ができたので田んぼを見に行きました。 驚いた。 稲がみごとに稔り、重そうに穂をたれています。左下の写真を見て、他の稲と比較してください。5月初旬に植えた稲が、農薬もなく、雑草も取らず、肥料も全く与えずこんなに見事に稔ったのです。

水はまだはってあり、水の中にはタニシやメダカをはじめ数えきれないくらいの動植物が生息しています。絶滅危惧種のホトケドジョウもいるそうです。だから、水を止める前にできるだけこれらの動物を下の田に逃がすように、水を少しずつ下に移動させるそうです。

水が移される下の田は、耕作されておらず、観察ができるように木道を整備しています(写真下)。今月末には水を止め、いよいよ刈り取りになります。

このようにして育った稲はたいへん強く、風で倒れてもまた起きあがるそうです。不耕起栽培なので刈り取った後は耕さず、根をのこしたままそこに来年田植えをします。残った根がやがて分解して耕さなくても理想的な団粒構造になるそうです。来年がまた楽しみになりました。

ホタルをはじめ、この田に生息する水生動物や植物を今後もレポートしていきたい。
稲穂
稲穂遠景
木道を作る
 
はぜかけ 9月13日、秋色の志鳥を訪ねました。
ちょうど稲刈りの頃と思い、志鳥へ車を走らせると道すがら、曼珠沙華の群落に出会いました。あまりにも鮮やかだったので車を止めて写真に納めました。

ススキが穂を出しています。これから急速に秋の色が深まります。

稲刈りは11日(土)、ちょうど皆中の体育祭の時に行われたそうです。水は下の田に落とされ、そこには木道ができていました。泳ぐメダカが木道からもよく見えます。

コナギやホテイアオイが薄青い花をつけ、タニシが点々と水底の泥の上を這っています。ホトケドジョウやシュレーゲルアオガエルなど貴重な動物たちも生息するこの場所を大切にしていきたいものです。
完成した木道
曼珠沙華
上の木道と左の
曼珠沙華は、
画面をクリック
すると拡大画像
でご覧になれま
す。
 
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不耕起栽培セミナー

3月6日(日曜)、週末の雪がまだ残るなか、ホタルの幼虫の放流と不耕起栽培のセミナーが開かれた。

秋の稲刈りの後、周辺が整備されて立派なビオトープができあがっている。

今日のビオトープの水温は5℃、気温は3℃で厳冬期を思わせる気温だ。近隣の小学生や中学生も参加し、水田の周辺の生物や不耕起栽培についての詳しい説明を受けた。みんな寒そう。

その後、ホタルの幼虫を分けてもらい、田んぼのへりの小川に放流をした。幼虫はグロテスクで、参加したほとんどの子供が初めて見る。このうち何匹が生き残り成虫になるか、夏が楽しみだ。

ビオトープは、できるだけその地域の自然を再現することが望ましいと思う。 このまま数年間放置し、どんな生物がそこに住み着くのか、じっとみんなで見守っていきたいと思う。

生徒の皆さんも時々見に来てはいかが?

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