『総合的な学習の時間』研究の構想
研究主題:『総合的な学習の実践』 〜生徒への支援の在り方について〜
1 研究のねらい
昨年,「総合的な学習の実践 〜平成14年度完全実施に向けて〜」という研究主題のもと,全教科,全領域,学校行事等,いろいろなところで総合的な学習のねらいを達成させるために実践的な研究を行ってきた。具体的には,各教科での基礎・基本的な学力の向上や物事を疑問の目で見ることのできる能力,見通しを立てる力等を育成してきた。総合的な学習を充実したものとするためには,その基盤にある各教科・領域における様々な角度から
の実践やサポートが必要で,全教科・領域での研究として進めてきた。さらに,「総合的な学習」の時間の基本的な考え方として,生徒の興味関心から発した課題を追究することにより,生徒が主体的に学ぶことができると考え実施してきた。そこで,今年度は,今までの研究を更に発展させるために,昨年度の「調べ学習」中心であった反省点を生かし,「体験学習」,「実験」を重視していきたい。それは,「知識」「経験・体験」を統合させ「生きる力」を獲得するためである。また,本校生徒の短所でもある「人前で自分の考えを述べることには消極的であり,自ら課題を見つけ解決しようとする態度に欠けている。」ことを考え,「テーマをどう決めていくのか。」「どう深めるのか。」「どうすれば,よりよい課題追究ができるのか。」「学んだことを社会に生かすにはどうすればよいのか。」等生徒の活動に対する支援の
在り方を研究し,「探究する力」「人とふれあう力」「表現する力」等の「生きる力」を獲得させたい。
2 研究計画
(1)本年度の努力目標
ア 課題発見・課題追究のさせ方の工夫を図る(「探究する力」)
イ 体験活動の充実を図る。(「人とふれあう力」)
ウ 情報の収集・発信,まとめ方の工夫。(「表現する力」)
(2)具体策(実践項目)
ア 課題発見・課題追究のさせ方の工夫(「探究する力」)
(ア)「課題」の見つけ方
(イ)「課題」を追究するための「調べる観点」の明確化
(ウ)「課題」の検討のさせ方
(エ) 活動への支援の仕方
(オ) 生徒一人一人の個人研究とする。
イ 体験活動の充実。(「人とふれあう力」)
(ア) 指導者人材リストの活用
(イ) 地域の施設のデータベースの活用
(ウ) 図書検索システムの作成
ウ 情報の収集・発信,まとめ方の工夫。(「表現する力」)
(ア) 調べ方,分析の仕方
(イ) ホームページの作成
等の支援の工夫
エ「総合的な学習」部会の「総合的な学習」時間実施後の話合い活動の充実
3 研究内容
(1)生徒への支援の在り方
「生徒が課題を追究するために行う支援」と,「生徒が自主的によりよい活動ができるための支援」の2つの柱
で研究を進める。
ア 課題追究のための支援
(ア)課題の見つけ方
〈生徒の興味関心からスタート〉
各教科,学校行事,総合的な学習などをすべて並列に置き,各個人が各教科や学校行事の中の疑問点,
反省点,感想などを,総合的な学習の時間の課題として扱ったり,日常生活の中で疑問に思っていることを総
合的な学習の時間に追究していく。疑問点や課題がすぐに見つかる生徒は少なく,生徒一人一人に資料を提
示したり,助言したり,体験をさせたり,学校行事での疑問点や反省点,日常生活の中での疑問点を想起させ
たりする。これらを行うために今年度は,1学期一杯かけ課題を設定すると同時に,課題設定のための体験が
できるように「総合的な学習」の時間でのまとめ取り(これは,2時間,2回)を設定した。
(イ)課題を吟味するための「調べる観点」の明確化
課題を拡大,深化させるための視点として,「活動に広がりがでるかどうか。」「将来,自分たちの生活をよ
り豊かにする内容のものか。」「1年間課題を追究するのに堪えられるものか。」など検討したり,考えを修正し
たり,問題点を洗い出すための切り口として明確にする。
(ウ)検討のさせ方
面接及び討論会(討論会の流れ)
@テーマについての説明及び資料の配布。
A「調べる観点」を視点とした討論会。
B課題探究用紙,ポートフォリオに賛成意見や反対意見を記入し,問題点を洗い出し,考えを修正し,
課題追究の見通しと計画を立てる。
(エ)課題の追究
@体験を通した課題追究
Aどうすればよりよい課題追究ができるのか
イ 生徒が自主的によりよい活動ができるための支援
学びの態度の育成や,生徒がスムーズに活動できるために
(ア) 校外に出るときのアポイントメントの取り方。
(イ) マナー指導。
(ウ) 許可願いの受理の仕方。
(エ) 情報の加工・分析の仕方。
(オ) 著作権
についての指導を行う。
(カ) 体験活動や調べ学習時の職員の配置。
(キ) 指導者人材リストの提示。
(ク) 地域施設の提示。
(ケ) 校内の各教室の調整。
など行う。
(2)情報の収集・発信,まとめ方
ア 中間発表を踏まえ,よりよい発信の仕方の研究や本発表のための資料作りを行い,全員が発信する。
イ 調べ方,分析の仕方
など行う。
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