支援が必要な行動に対処するための手立て集
                  〜「個別の指導計画」作成のために〜
「個別の指導計画」ってどう作ればいいの?
  
 「個別の指導計画」作成の際、特に苦慮するのは、短期目標を設定することと思われます。短期目標は、通常2,3か月程度の期間で達成することを目指した目標であり、できるだけ具体的に設定することが望まれます。そのためには、
   @いつ,どのチャンスで
   Aどこで
   B誰が
   Cどんな手立てで介入することで
   D何ができればいいのか
を細かく計画しておく必要があります。「目標」というとDの内容がそれに当たりますが、@〜Cが伴っていないと実際の使用に耐えうる計画にはなりません。
 しかし、この@〜C(特にC)について、通常の学級担任の先生方にとっては、これが「難しい思いをする」ところではないかと思います。
 
 そこで、以下の課題となる行動
   ・授業中の離席
   ・切りかえができない
   ・整理整頓ができない
   ・集団に入れない
   ・パニック(興奮状態等)
について、考えられる手立てをできるだけ詳しく紹介することにしました。
 
 本集が、個別の指導計画作成時はもちろん、日常の支援へのワンポイント・アドバイスとなれば幸いです。

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